今回は雑誌『電撃大王』で連載中の「やがて 君 に なる 44 話 ヤバイ」の感想をmangajp247が書きます。 スポイラー警告！
やがて君になるの第44話「夜と朝」は、電撃大王2019年10月号に掲載されています。この作品に対する深い感謝の気持ちを込めています。
やがて 君 に なる 44 話のあらすじと感想
1. 第44話のあらすじ
侑が七海家に到着し、インターホンを押そうとしますが、偶然にも燈子の両親と出くわしてしまいます。
挨拶を交わし、両親が外出するのを見送った後、侑と燈子は七海家に二人きりになります。ソファーに腰を下ろし、侑から燈子へのキスが交わされます。
その後、二人は買い物に出かけたり、家で映画を観たり、料理をして過ごします。
料理をしながら、燈子は侑に対し「恋人」とか「付き合っている」という言葉を使いがちだと指摘します。燈子はどうやら二人の関係に名前を付けたくないようです。
そして、二人は風呂に入った後、ベッドに行き、情事に及びます。次号が最終回となります。
2. 第44話の感想
レズセ回。やが君らしい美しさがあるので、本誌で読んでほしいところです。
前回までの展開から考えると自然な流れではありますが、『やがて君になる』という作品でレズセを見ることになるとは……驚きました。侑がだいたい上にいるのも、想像通りでした。
一緒に風呂に入る展開にならなかったのは少し残念ですが……？
ちなみに、「朝チュン」は性行為描写を省く際の技法なので、描写がある場合は正確には「朝チュン」とは言えないそうです（笑）。
レズセに目がいきがちですが、この話で重要なのはそこではないと思います。
燈子と侑の過去・現在そして未来の関係性の変化について、「変わる」というテーマが重要です。
侑は恋愛への憧れがあったため、「恋人」とか「付き合っている」という言葉を使いたがるのでしょう。
もちろん今の二人の関係に名前を付けるとしたら「恋人」以外にはないでしょうし、これからもそうでしょう。
しかし、燈子が二人の関係に名前をつけたくないという考えは、一緒にいても二人の関係が変化し、同じではないはずの関係に対して「恋人」という同じ言葉を使うことへの違和感から生じています。
この考え方はなんとなく燈子らしさを感じますね。
選ぶのが苦手だった侑も、自分で選べるようになり、人間的にも成長できています。
次回はとうとう最終回となります。
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やがて 君 に なる 44 話 ヤバイ
物語の内容は、侑が燈子の家を訪れる場面から始まります。無駄な演出がなく、ストレートに描かれるスタイルが素晴らしいです。続いて、燈子の両親との挨拶シーンが描かれます。
最終回前なので、小糸家への紹介シーンが見たかったですが、もしかしたら難しいかもしれません。
（既に紹介されていると言えばされていますが）侑が浮かれている様子から突然キスをする場面に対し、「今のは何？」と燈子が驚きます
。後に、料理をしながら燈子が「恋人とか、付き合ってるって言葉を使いたがる」と言いますが、燈子自身もキスに理由（言葉）をつけたがっていますよね。
例えば、ボーリングの景品など。七海家の写真を見るシーンなどが、しっかりと挿入されているのは当然ですが、最終回前にきっちりと回収され、そして、様々なものから解放されている笑顔が素晴らしいですね。
また、料理をしながら意外と先のことを考えている燈子先輩に笑いました。「燈子先輩のくせに。」のシーンで、燈子の「くせに！？」は寿さんの声で再生されました。
この料理のシーンでは、一コマだけ未来の二人になっていると思いますが、アニメでこのコマをつなぐ演出が見てみたいです。
そして、食後にチーズケーキを焼いてあげている場面も素敵です。そしてエロ峠…というか山頂では？正直、百合物を初めて読んだので、最後の到達点がこうなるのかは、よくわかりませんでした。
Twitterでのざわざわした反応は正直、期待していませんでした。なぜなら、この作品にはエロを求めていないからです。
しかし、結果として、仲谷先生が描きたいものが含まれており、おそらく多くの百合ファンの期待に応えていると思います。
二人の気持ちが結ばれたという意味では、こうなるべきなのかもしれませんが、百合の場合、二人がどうなると満足するのか、私にはわかりません。
私の知識不足なのかもしれませんね。女子は難しいですね。しかし、7巻までの展開はまるで嘘のようです。
最終話が夢オチで、一巻の一話に戻ってループするかのような展開になるのではないかと、怖い気持ちもあります。
さて、泣いても泣いてもあと一話です。私が見たかったものを最終話で見せてくれれば完璧です。（私的にはまだ見ていないんですが。）最終回で、アニメ二期の発表も見たいなぁ…。
以上、8月27日発売の電撃大王2019年10月号に掲載された映画『ゾンビ君になる』最新話のレビューです。
